6個のスピーカーとAVアンプでシステムを構成
 5.1chサラウンドに必要な機器は6個のスピーカーとAVアンプだ。スピーカーはテレビ画面の正面に置くフロントスピーカー,画面の横に設置するレフトスピーカーとライトスピーカー,さらにユーザーの背後に配置するレフトとライトのリアスピーカー。計5つのスピーカーと低音を再現するウーファーである。
 AVアンプがソフトに記録された音声信号をこれらのスピーカーに振り分ける役割を果たす。視聴者の周りを取り囲むようにこれらのスピーカーを設置,音が前から後ろからグルグルと音が回る5.1chサラウンドを再現する。
DIGITAL THEATER1700 では5.1chを構成する機器はどれぐらいで購入できるのだろうか。映像などのデジタル音声システムに強いヤマハホームシアターコンポーネントを例にとると,ハイエンド製品の組み合わせ(DIGITAL THEATER Z9)では100万円を超えてしまうが,最も手頃な製品シリーズ(DIGITAL THEATER 459)だと10万円強である(いずれも希望小売価格)。音にうるさいユーザーも納得する本格的な機能を搭載したシステムの中では手頃なモデルとして人気があるのが「DIGITAL THEATER 1700」で,セットの合計希望小売価格は約40万円強だ。これぐらいの価格であれば,頑張れば家族の賛同も得られそうだ。

敬愛なるベートーヴェン
耳の聴こえない悲劇の《楽聖》と呼ばれ、世界中の人々に愛された最も偉大な音楽家ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン。生涯に渡り、愛を成就できなかった孤独な音楽家の狂気と苦悩を描いた、ベートーヴェン史上最高傑作の映画が誕生した!当時、モーツァルトを代表する音楽家の誰もが宮廷や貴族に仕える中、唯一誰にも仕えず作曲活動を行ったベートーヴェンは、音楽家として初めて自立した芸術家であり、孤高の天才音楽家として知られている。しかし、耳が聴こえなくなる病を患うなど、他にも様々な持病を抱え、溺愛する甥にも裏切られた彼の私生活は、苦悩に満ちたものだった。本作品は、ベートーヴェンの晩年に焦点をあて、史実に基づきながらも、今なお謎とされる3人目のコピストを女性として、"歴史に隠されたもう1つの物語"として描かれる。"第九"が生み出された背景には、いったいどんなドラマが存在したのであろうか?音楽史上、最大のミステリーに本作は、53歳の孤独なマエストロと23歳の若き作曲家志望の女性が、音楽を創作していく過程で、師弟愛を超越した魂の絆で結ばれていく姿を、濃密に、ウィーンの街を舞台に描かれる最高の音楽ドラマとなっている。
監督:アニエスカ・ホランド
出演:エド・ハリスダイアン・クルーガーマシュー・グード/ラルフ・ライアック/ジョー・アンダーソン/ビル・スチュワート
公開日 12/9(土)〜
日比谷シャンテシネ、新宿武蔵野館ほかにて全国ロードショー