連休を控えた週末の東京市場、朝から先物にまとまった売り物が入った事で小安く始まり高値113円があって後場から再び安値129円安を付けて大引け28円安の17.400円、先物は17.410円引けであるが出来高14万6.643枚とSQ並みの大商いで17.410円の終りである。折から某外資証券の意図的な先物に対する売り買い交互の商いを背景に昨日は買いであっただけに本日は売りとなって安く始まったのはいつもの事であるが、本日は寄り付きの売り物をこなした直後から一気に高値113円高まで上昇と一時であっても踏み上げの動きが出て来た点と先物出来高が異常なまでの大商いとなっている点に注目である。連中の相場観を以って動いているとは到底思えない相場本来の動きを無視した強引な商いが始まって以来それに従い続けて来た相場であるが、昨日の相場の中身に於ける変化に続いて本日の前場に現れた強い上昇は各企業の07年3月期決算を材料にいよいよ人為的な商いを打ち破って本来の動きを取り戻そうとする動きが出て来たという所である。ただし、高値はすぐに売り崩されており決算発表集中日もこれからであるだけに現時点で全体相場が本格的な踏み上げに入ると判断するには時期尚早であるが、好決算を好材料に強まる相場本来の力が爆発するのは時間の問題であるだけに三角合併が解禁される5月の相場を大いに期待しながら個別相場に取り組む所である。
直近安値の17,219円を割り込んでくると下落トレンド入りが高まります。17,500円台を回復しそして17,700円台に乗せてくると、上昇トレンドに回帰し高値を目指す展開が期待される形となります。