本日の東京市場、昨日の引け味の悪さとシカゴ225先物の17.140円引けを受けて安く始まり一時は17.000円割れ寸前の218円安まで下げたが後場に入って為替が1ドル116〜117円台に入った事からプラスに転じて95円高があって大引け9円高の17.263円、先物出来高11万1.183万枚で20円高の17.270円で終わっている。本日の相場は上下幅300円以上となって寄り付きよりも140円以上高く引けている点に注目である。明日を以って今年度の相場は終了、新年度入りに向けた準備も整って来たという所である。
本日の相場も朝からNY安を材料に売り叩いて下落させ、後場からドル高を見て買い戻して上昇という売り方のマッチポンプ状態である。ここ数日は相場が踊り場にある事でこの様な動きが続いているが、力の無い相場にあっても売り方が作る相場である事を証明しており明日を以って今年度は終了する点に注目である。ここ数日期末を背景に手控えて来た外人及び機関投資家は新年度を迎える事に依って本腰入れて取り組む事になるだけに再び「売り方の作る踏み上げ相場」が始まるという事である。改めて弱気は禁物である