本日の東京市場は昨日と一転して様替わりの相場となっている。シカゴ225先物の17.145円引けを受けて高く始まり後場からは昨日の売りに対する踏みも入って高値251円高を付けて引け215円高の17.244円、先物は9万429枚の出来高で17.270円の終りである。
本日の寄り付き前外人動向は 売り3.330万株 買い4.020万株の差し引き690万株買い越しで3日連続の買いとなっている。本日は一時昨日の下げ分をほぼ埋めるまで上昇したにも関わらず先物出来高は昨日よりも約4万枚少ない9万枚となっている点、昨日後場先物の急落は例のクレディースイスに依る売り叩きが原因であった点に注目である。相場の強い時に売り崩すのはそれ相応の力が必要で昨日13万枚で280円安、本日はその約3分の2の力である9万枚で240円高という事である。これを見ても相場は上であり売り方が無理に逆らって売った所で後々結局は買い戻す事となって上昇を手伝う相場である事を証明している。特にクレディースイスは昨年来定期的に大量の売りを入れては買い戻して踏み上げへ発展を繰り返し何度となく上昇相場に弾みを付けて来ただけに昨日の動きは「曲がり屋に向かえ」という事で今後がより楽しみになったという所である。目先相場の質は先物を中心とする踏み上げ、続いて金融相場から業績相場へ移って行くものと筆者は見る。いずれにしても強気である。