週明けの東京市場、注目されたNYに於ける3月の雇用統計が18万人の増加と予想以上の結果となった事を背景にハイテク電機を始めとする値嵩優良株を中心に大幅な上昇となっている。ダウは120円高で始まり一時263円高まであって大引けも258円高の17.743円ほぼ高値引け、先物は8万5.851枚の出来高で高値17.780円を付けて17.760円の終りである。
本日の相場に於いては売買代金順位に注目である。上から一位ソニー、二位トヨタ、三位東芝、四位新日鉄、五位ソフトバンク、六位三菱重工、七位みずほ、八位荏原、九位日立、10位いすず、という具合に注目銘柄が6社入って来た点である。以前の相場であれば新日鉄に注目も人気も一点集中して新日鉄が毎日一位で当然という雰囲気が市場にあったがここ数日で大きく変わり、これに加えてその相場に於いては市場の誰もが思いもしなかった重電3社及び半導体関連株、更に優良値嵩株としてのシャープ、松下、トヨタ、そしてソニー、いずれも大きく上昇に入って人気も注目も一気に集まって来た事を示している。更にこの新しい流れの強い動きと同時に全体相場も大幅に上昇した上にほぼ高値引けである。相場は次の柱としての流れを定めて完全に新しい上昇波動に入ったという本日最大の注目点である。
連休であった海外市場が本日の素晴らしい東京市場の相場にどう反応するか筆者は大いに楽しみである。まずは今夜のNY市場及びシカゴ225先物に注目である。