本日の東京市場は昨日のNY安に加えての朝から先物に対する大量の売り叩きに依って一時214円安まで下げたが大引けにかけては戻しに入って129円安の17.540円引け、先物出来高9万枚4.558枚の大商いで17.520円の終りとなっている。この所大量に売って来た弱気筋の玉は下に沈んでいるだけに明日のSQを少しでも安く迎えて清算しようと仕掛けた悪あがきの動きであるが、これは踏み上げを質とする現在の相場を長続きさせる事になるだけに先を見れば歓迎すべき動きである。相場そのものの動きを人為的に変える事はできないものであり一時的に力で逆らった所でいずれ大きなしっぺ返しを食う事となる。本日の相場に於いても力に依る下げは朝方だけでその後すぐ戻しに入って大引けも常識の範囲の下落幅となっている点に注目である。この動きを繰り返しながらここまで上昇して来た相場であるだけに本日の動きは次の上値を抜く原動力を得たという所であり、強い相場に売りを重ねた連中がどう始末を付けるか明日も先物の動きに注目である。