本日の東京市場、小高く寄り付き一時153円高を付ける堅調な前場であったが後場から一転マイナスして176円安まで付けて大引け100円安の17.527円、先物は12万1.460枚の大商いで40円安17.610円引けの終りとなっている。昨日の264円高に続いての本日前場の153円高という強い上昇とあっては利食いも出る所であるが、下値はすかさず拾うという強い動きに依って引けにかけて戻している点、加えて先物が現物に対して約83円もの順ザヤで終わっている点に注目である。本日の動きはあくまで上昇相場に於ける目先の一服であり弱気は禁物という事である。
今夜のNY市場はIBM、インテルを始めとする決算に加えて住宅着工数と相場に大きく影響する発表を控えているが、それを見越した昨日のS&P500新高値ダウナスダック大幅高という市場に於ける自信の高さは羨ましい限りである。これに対して東京市場は未だに発表を控えた材料には弱気ばかりが目立ち、加えて自国の株式市場にも関わらず外人の動きを過剰に気にする姿勢には本当に情けないものである。自ら勉強して判断が正しければ外人も結果も後から付いて来るものでありその経験が自信となる。これが本来の姿勢である。筆者は改めて己の考えに高い自信を持ち続けられる様より一層努めようと強く感じた次第である。