本日の東京市場は昨日後場から入った売り玉が一転買戻しとなって寄り付き29円高から一気に179円高を付けて大引け139円高の17667円、先物は9万3.120枚の出来高で17.660円の終りとなっている。再びその日売り叩いて翌日踏み上げるという売り方のマッチポンプ状態が目立つ相場付きとなって来ているが、日々上下しながらも結局は上昇し続けている点に注目である。折から解説の通り現在の相場の上昇の質は売り方の作る踏み上げが原動力であるだけに今後も定期的に入るであろう売り叩きは次の上昇に弾みを付ける素として前向きに受け止める事が大切であり、更に目先の動きに惑わされる事なく腰を据えて確実に利幅を伸ばす取り組み方が必要な相場という事である。
この所は為替の動向に大きく影響しながら動いて来た相場であるが、本日の内需株を中心とする上昇と円高にも関わらずハイテク電機半導体及び輸出株いずれもしっかりとなっている点は相場が大きく前進した動きとして大いに注目する所である。内需株の上昇は文字通り内から発する相場そのものを強くする動きであり、この動きが続くと今までの様に売り叩いても大幅に下げる事は無くなるものである。いずれにしても本日の相場は最近で一番意味の濃い相場であり、益々今後の動きに対する期待は高まったという所である。