週明けの東京市場、NY市場のダウ、ナスダック、S&P500、いずれも大幅高新高値更新及びシカゴ225先物を受けて136円高で始まり高値203円高を付ける相場本来の自然な前場となったが後場から入った先物への大量の売り叩きで相場は潰され17.455円2円高とほぼ変わらずで終り、先物は10万473枚の大商いで17.480円引けとなっている。この所の相場の背景は先週末に詳しく解説したが、本日の後場からの動きがそれである。NYを始めとする海外株式市場の上昇も各経済指標も業績も市場のムードも関係無しに特定の者の考え一つで動くこの状態はもはや相場では無いという事であり、東京市場の信頼を守るべく一日も早い正常化を強く望むものである。
相場の中身に於いては多少とも全体相場の影響を受けながらも依然として堅調な動きである。値嵩優良株、ハイテク電機、半導体関連株、個人好みの中低位材料株、等々、中身に於けるそれぞれ流れの強い動きは指標を操作して表面的に全体相場を潰しても相場そのものは潰せない事を証明しているものである。また、全体相場の仕組まれた揉み合いの中でもそれぞれの流れに於いて新高値を更新し続ける銘柄も多い点に注目である。引き続き「ダウは気にするな、個々の銘柄で」の姿勢で取り組む事が大切であり、いずれ起こるであろう全体相場の正常化に向けた大踏み上げに期待を持ちつつ強気で臨む所である。