本日の東京市場、寄り付きから先物への売り叩きに引きずられる形で終始安い一日となっている。ダウは215円安の17.236円引け、先物は9万6.934枚の出来高で17.280円引けである。今週に入ってからの先物は昨日一昨日と続けて前場後場とで売り買い一変する動きとなっていたが本日は売り一辺倒の相場となっているだけに明日は買いで始まる事で多少とも強い相場となるものと筆者は見る。折から解説の通り連中の動向次第という本当に情けない相場であるが、それも5月相場に入る事で大きな変化を迎える可能性濃厚であるだけに先物の動きには注目が怠れない所である。
折から筆者は「相場そのものは上昇しようとしているが一部外資証券の先物への売り叩きで操作されている」と解説しているが、この所の不自然な相場の動きに対して一般的にも疑問を持つ動きとなって来ている。しかし、昔から評論家やアナリストはそれが真実でも同業の不利になるような解説はしないものであり最近の相場の波乱の原因も先物については言葉を濁してうやむやに解説している事が一般投資家の不安を増幅させている。これを背景に本日は参加者撤退の動きが出ておりこの所の波乱の中でも強かった銘柄までもが下げる非常に悪い形となって来ている。一日も早い正常化が望まれる所であるが、東京市場は世界主要株式市場に比して超割安なまま完全に出遅れている事に加えて07年3月決算発表に於ける2桁増益がハッキリすると上値を押さえようにも押さえられない強い上昇相場となる。本来とうにダウ18.000円に乗せていて当然の相場を押さえ続けたツケは踏み上げ相場として大きな反動を生む結果となる事をここに予告して置きたい。今月もあと2日であるだけに引き続き一喜一憂する事無く腰を据えて取り組む姿勢が賢明である。