本日の東京市場、NY高とシカゴ225先物の18.010円引けを背景に103円高と堅調に始まり後場から一段高となって129円高の17.971円引け、先物は6万2.904枚の出来高で18.020円引けと本日も現物に対して約50円の順ザヤとなって終わっている。注目された日銀金融政策決定会合金利据え置きで福井総裁の会見も特に大きな変更は無く無事終了、これを以って相場は来週から新しい段階に入る事となる。この一週間の相場はやれ金利の上昇だNYの下落だと一時的な動きに付和雷同した売り物が全般的に入って不安定な動きとなったがNY市場は新高値まであと100ドルまで戻して長期金利も落ち着きを取り戻して来ているという事で来週は再び売り方の買戻しをキッカケとする踏み上げ相場が再開する事になるであろう。折から解説の通りこの相場は売りを誘う押し目と売り方の買戻しに依る上昇との上下ハッキリしたリズムを繰り返しながら上昇を続ける相場であり、市場が一時的な不安に陥って相当数の売り入る事が上昇を続ける燃料となる。結局この一週間の停滞は長期的な上昇相場の途中過程に於ける理想的な押し目となるまでであり、特にこの質の相場とあっては多少の一時的な不安や下落に惑わされる事無く強気で取り組む事が大切という事である。いずれにしても昨日と今日の先物の順ザヤが示す通り来週から本来の上昇相場が再開する事になるであろう。しつこい様であるが現在の相場に於ける「本来の上昇」とは踏み上げの事である。