名実共に7月相場に入った本日の東京市場、注目された日銀短観は予想通りの発表となった事から小高く始まったが利食い先行で安値75円安まで下げる所もあったが引けにかけて大幅に戻して高値36円高があって大引け7円高の18.146円、先物は6万5.438枚の出来高で18.190円引けと現物に対して約44円の順ザヤとなって終わっている。二日新甫である今月の初日の相場としては大人しい動きであるが、全体相場の大引けにかけて切り返してプラスで終わった点と先物の現物に対する順ザヤが大きくなって来た点、中身に於いてはそれぞれの流れがうねりを伴った強い動きとなって新高値銘柄も一部市場だけで101銘柄と多数出て来ている点に注目である。
先週も触れたが今月は二日新甫であり選挙に向けて政府が細工している噂もある。相場の内容からしても上へ荒れれるに荒れる大踏み上げ相場になるものと筆者は見るが、同時に選挙前後で一気に相場が終わる可能性もある。こればかりはその近辺の相場を見ない事には何とも言えないが、一つ警戒すべき点として心に留めて相場に取り組みたい所である。
目立った銘柄では、「ザラ場の銘柄情報」でピックアップした銘柄から、エネサーブ(6519)が大幅な上昇を演じ、東証1部上昇率ランキングトップに君臨。原発関連銘柄物色の流れから木村化工機(6378)が+100円の865円とストップ高まで買われた他、三菱化工機(6331)、東芝プラントシステム(1983)なども大幅上昇となっております。
 その他では、アミューズ(4301)、ジェイコム(2462)、ホクシン(7897)、ゼクス(8913)なども買われております。
個別では、総医研ホールディングス(2385)、ディー・ディー・エス(3782)、デジタルデザイン(4764)、ジャパン・デジタル・コンテンツ信託(4815)、ダブルクリック(4841)、リアルビジョン(6786)などがストップ高まで買われた他、ジャルコ(6812)、NOVA(4655)、スカイマーク(9204)、フリービット(3843)、マネーパートナーズ(8732)などが幅のある上昇を演じております。
 さて、本日より7月入りとなりました。日経平均株価は小動きに終わりましたが、原発関連銘柄から木村化工機(6378)がストップ高まで買われるなど、材料株物色が進んでおります。新興市場も派手な動きを演じる銘柄は限られているものの、マネーパートナーズ(8732)がザラ場ストップ高まで買われるなど、人気株の上昇は続いております。
 引き続き原発関連銘柄や材料株から富山化学工業(4518)などをマーク。新興市場では高成長・割安銘柄から日本エス・エイチ・エル(4327)、レイコフ(8941)などをマーク継続。
 新たな銘柄では、特別会員の皆様にも紹介させて頂きましたが、工場製造ラインの業務請負主力のアウトソーシング(2427)を狙っていきます。チャートは綺麗な三角保ち合いを形成し煮詰まってきております。株価は本日+1,300円の50,300円と上昇。四季報では2007年12月連結1株利益3.621円を予想(PER13.9倍)、2007年12月連結1株利益は5,350円が予想されておりPERは9.4倍と割安です。上放れから上昇第2波動入り、幅のある上昇が期待されます。