週明けの東京市場、NY市場の堅調な動きとシカゴ225先物の18.205円引けに加えて朝方発表された5月機械受注が5.9%増加と予想2.6%を大きく上回って2カ月連続の上昇となった事を背景に85円高の寄付きから終始堅調な動きで大引け121円高18.261円新高値、先物は5万4.967枚の出来高で18.280円引けと出だし好調な明るい週明けとなっている。本日は6月21日以来の新高値であるが、連日出来高は少なく小幅な動きでここまで来ているだけに過熱感は全く無い点に注目である。通常の新値取りはそれなりの力が必要で達成と共に小天井を付ける場合が多いが今回はそれに当てはまっておらず、むしろ本格的な上昇はこれからという事で選挙までの更なる上値取りに大いに期待である。
冒頭にも触れたが本日のダウ新高値は市場に於いて感動も無いが達成感も過熱感も無い。するすると気が付いたら取っていたという所である。これは上昇相場が全く成熟しておらず初期にあるという非常に良い新値の取り方であり、18.300円に乗せてから筆者の言う一相場が始まる事になる。大いに期待であり強気で臨む所である。
個別では、住友金属工業(5405)、ジェイ エフ イー ホールディングス(5411)など鉄鋼株や、住友金属鉱山(5713)、DOWAホールディングス(5714)、三井金属(5706)など非鉄金属株が上昇。NY原油先物高から国際石油開発帝石ホールディングス(1605)、石油資源開発(1662)、昭和シェル石油(5002)、AOCホールディングス(5017)など石油関連株も買われております。
 また、伊藤忠商事(8001)、住友商事(8053)、三菱商事(8058)など商社株が買われ続伸。三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)、りそなホールディングス(8308)など大手銀行株も買われております。
 目立った銘柄では、「ザラ場の銘柄情報」でピックアップした木村化工機(6378)が+157円の1,279円と大幅続伸し東証1部上昇率ランキングトップに君臨。東亜道路工業(1882)も+27円の267円と上昇し高値を更新。先週提案の注目銘柄からは日本農薬(4997)が大幅続騰し東証1部上昇率ランキング9位にランクインしております。
 その他、業績の上方修正から日本エム・ディ・エム(7600)が上昇。ミサワホームホールディングス(1722)、ラウンドワン(4680)、長野計器(7715)、 郵船航空サービス(9370)なども幅のある上昇を演じております。
個別では、サムシングHD(1408)を始め、TCBテクノロジーズ(2356)、フリーワーク(2486)、eBASE(3835)、AQインタラクティブ(3838)、日本エンタープライズ(4829)などがストップ高まで買われております。また、先週木曜日に一般会員注目銘柄として会員の皆様に提案させて頂いた田淵電機(6624)が+44円の326円と暴騰、全市場上昇率ランキング9位にランクインいたしました。
 さて、木村化工機(6378)が続伸し原発関連株が材料株相場を引っ張っております。短期では引き続き短期資金が向かっている銘柄・上下振幅の大きい銘柄をリズムを見て狙っていく形となります。
 個別では、田淵電機(6624)が暴騰し、ジャパン・デジタル・コンテンツ信託(4815)も大幅上昇いたしましたので、東芝プラントシステム(1983)、富山化学工業(4518)、日本高周波鋼業(5476)などの更なる上昇に期待していきます。また、原発関連から西華産業(8061)の再暴騰に期待していきましょう。