■□ 本日の株式市場の全般的な動き □■

 2008年5月29日の東京株式市場は日経平均株価が大幅反発いたしました。
昨晩の米NY株式市場は続伸。DOWは+45ドルの12,594ドル、NASDAQ総合指数は+5.46ポイントの2,486.70ポイントとなりました。
 シカゴ平均株価先物大証終値+205円の13,935円。寄り付き前の外資系証券13社経由の注文状況は、売り2100万株、買い2670万株で、差し引き570万株の買い越し観測でした。

 東京株式市場は全面高商状。日経平均株価始値13,832円と前日終値13,709円から123円高くスタート。先物主導で上げ幅を拡大し14,000円台を回復。後場も高値圏で推移し、引けは+415円の14,124円で本日の取引を終了しております。
 東証1部の騰落数は、値上がり1,497銘柄、値下がり173銘柄、変わらずは51銘柄。東証1部の売買代金は2兆3391億円、売買高は19億4,621万株となっております。

 ■□ 主力株・1部2部銘柄などの動き □■

 本日の東京株式市場は大幅上昇。東証1部の騰落数は値上がり1,497銘柄と全面高となりました。
 個別では、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)、三井住友フィナンシャルグループ(8316)、みずほフィナンシャルグループ(8411)など大手銀行株や、大和証券グループ本社(8601)、野村ホールディングス(8604)、新光証券(8606)など証券株が上昇。

 三井不動産(8801)、三菱地所(8802)、東急不動産(8815)など不動産株や、乾汽船(9113)、日本郵船(9101)、新和海運(9110)など海運株、日本興亜損害保険(8754)、損保ジャパン(8755)、あいおい損害保険(8761)など損保株が上昇。
 ソニー(6758)、キヤノン(7751)、ファナック(6954)、京セラ(6971)などハイテク株や、トヨタ自動車(7203)、日産自動車(7201)、マツダ(7261)など自動車株も大きく買われました。

 目立った銘柄では、JA共済連がリスク資産枠拡大との報道なども後押しし日本農薬(4997)が+94円の1,168円と上昇し高値を更新。ハイブリッド車向け電池など切り口多彩の古河電池(6937)も+56円の617円と上昇し高値を更新。
 その他、テイクアンドギヴ・ニーズ(4331)、TOWA(6315)、アデランスホールディングス(8170)、近畿車輛(7122)などが買われました。

 ■□ 新興市場銘柄の動きと投資戦略 □■

 本日の新興市場押し目買いが入り小幅上昇。主力株では、SBIイー・トレード証券(8701)、インテリジェンス(4757)、ガンホーオンライン(3765)、GCAサヴィアングループ(2174)、アルデプロ(8925)、日本レップ(8992)などが買われましたが、楽天(4755)、ワークスアプリケーションズ(4329)、オプト(2389)、サイバーエージェント(4751)、マネーパートナーズ(8732)などは下落いたしました。
 新興3市場は、JASDAQ平均、マザーズ指数、ヘラクレス指数ともに反発いたしました。

 個別では、本日買いの「特別会員提案銘柄」のゼンテック・テクノロジー(4296)、「ザラ場の銘柄情報」ピックアップのデータ・アプリケーション(3848)がストップ高となった他、ネクスト(2120)、サイバーファーム(2377)、MonotaRO(3064)、駐車場綜合研究所(3251)、テックファーム(3625)、ビットアイル(3811)、イー・キャッシュ(3840)、LTTバイオファーマ(4566)、ウェブクルー(8767)などがストップ高まで買われました。
 反面、燦キャピタルマネージメント(2134)、バッファロー(3352)、マネースクウェア・ジャパン(8728)、トレジャー・ファクトリー(3093)などが売られ大幅下落となりました。

 さて、昨日はCTAの先物売りから大幅下落となりましたが、本日は踏み上げの動きとなり日経平均株価は高値14,392円が意識される14,124円まで上げてきました。上昇に転じてからかなりの期間も経過しておりますので「高値に迫ったところが天井」となる可能性がございますので、安易に強気では臨めませんが個別重視で更に上昇が期待される銘柄には乗っていきます。
 しかし、三井松島産業(1518)、日本農薬(4997)は強いですね!会員ページにて上昇が期待される銘柄をピックアップしていきます。

 ■□ 日経平均株価の動向と予想 □■

 本日の日経平均株価は+415円の14,124円と大幅上昇いたしました。
 昨晩の米NY株式市場は続伸。NY原油先物価格の下落や4月の耐久財受注額は前月比0.5%減と市場予想を上回ったことなどが好感され上昇いたしました。東京株式市場はNY株式市場の上昇や、原油価格の下落、ドル高・円安方向の為替などを好感し買い優勢で取引を開始いたしました。

 シカゴ平均株価先物大証終値+205円の13,935円と高く買われたことも後押しとなり、日経平均株価は+123円の13,832円と高くスタート。高寄り後も崩れることなく堅調に推移し、引けは+415円の14,124円と大幅上昇いたしました。
 中期基調は下向き。短期基調は下向きからやや上向きに転換いたしました。日経平均株価のサイコロは○○●○●●○○●○●○と「7勝5敗」。25日移動平均線は13,913円と上向き。日足は幅のある陽線を形成し切り返す形となりました。

 昨日は大きく売られましたが、本日は先物主導で大幅上昇。日々、先物主導の動きで上下に慌ただしく動いております。上げ・下げ・上げ・下げ・上げ と1日おきに逆の動きとなっているので「明日は下げの番」となります。
 ただ昨日の下落を跳ね除け14,100円台に載せてきた動きは強く、調整完了とばかりに5月16日高値の14,392円に挑戦する動きとなることも考えられます。しかし読み難い相場が続いております。慎重姿勢は継続です。