■□ 本日の株式市場の全般的な動き □■

 2008年6月24日の東京株式市場は日経平均株価が小幅続落いたしました。
昨晩の米NY株式市場は高安マチマチもみ合い商状。DOWは−0.3ドルの11,842ドル、NASDAQ総合指数は−20.35ポイントの2385.74ポイントでした。
 シカゴ平均株価先物大証終値+20円の13,870円。寄り付き前の外資系証券13社経由の注文状況は、売り2020万株、買い1520万株で、差し引き500万株の売り越し観測でした。

 東京株式市場は軟調地合が続き小幅ながら4日続落となりました。日経平均株価始値13,766円と前日終値13,857円から91円安くスタート。売り一巡後は徐々に下げ渋る動きとなり上昇に転じる場面もみられました。手控えムードが強く前日終値付近でもみ合う動きが続き、引けは−7円の13,849円で本日の取引を終了しております。
 東証1部の騰落数は、値上がり906銘柄、値下がり700銘柄、変わらずは114銘柄。東証1部の売買代金は1兆7,292億円、売買高は16億2,959万株となっております。

 ■□ 主力株・1部2部銘柄などの動き □■

 本日の東京株式市場は売り買い交差しもみ合う動きが続きました。
 個別では、野村ホールディングス(8604)、大和証券グループ本社(8601)など証券株や、日本興亜損害保険(8754)、あいおい損害保険(8761)、ミレアホールディングス(8766)など損保株が反発。

 伊藤忠商事(8001)、三菱商事(8058)など商社株や、三井不動産(8801)、三菱地所(8802)など不動産株の一角も押し目買いが入り反発いたしました。
 一方、新日本製鐵(5401)、住友金属工業(5405)、神戸製鋼所(5406)など鉄鋼株や、住友金属鉱山(5713)、東邦亜鉛(5707)、東邦チタニウム(5727)など非鉄金属株は下落。ソニー(6758)、アドバンテスト(6857)、ファナック(6954)などハイテク株も売られ株価を落としております。

 その中目立った銘柄では、「特別会員銘柄」の植木組(1867)が+50円の218円のストップ高と暴騰し全市場上昇率ランキングトップに君臨。「ザラ場の銘柄情報」ピックアップ銘柄からシンプレクス・テクノロジー(4340)がストップ高となり、巴コーポレーション(1921)、古河電気工業(5801)が大幅上昇。
 その他、淺沼組(1852)、ウェザーニューズ(4825)、飯田産業(8880)などが幅のある上昇を演じております。

 ■□ 新興市場銘柄の動きと投資戦略 □■

 本日の新興市場は売り物に押され続落いたしました。主力株では、スパークス・グループ(8739)を始め、エヌ・アイ・エフSMBCベンチャーズ(8458)、GCAサヴィアングループ(2174)、インテリジェンス(4757)、ACCESS(4813)、サイバーエージェント(4751)、ザッパラス(3770)などが揃って下落いたしました。

 新興3市場は、JASDAQ平均、マザーズ指数、ヘラクレス指数が続落いたしました。
 個別では、特殊電極(3437)がストップ高を重ねた他、モック(2363)、サムティ(3244)、ラ・パルレ(4357)、マネースクウェア・ジャパン(8728)などがストップ高。ニューフレアテクノロジー(6359)は大幅続伸いたしました。

 さて東京株式市場ですが日経平均株価は調整継続となり東証1部の主力株の動きも軟調です。しかし個別材料株物色は継続。本日は昨日のデイリーコメントで「そろそろ飛びそうです」として書かせて頂いた 植木組(1867)がストップ高と見事暴騰。昨日ストップ高と暴騰したトウベ(4614)に続き、連日でストップ高暴騰銘柄を紹介させて頂いております。
 本日も『一般会員』『特別会員』のそれぞれで暴騰期待の材料株を提案させて頂きます。個別重視で引き続き見ていきます。

 ■□ 日経平均株価の動向と予想 □■

 本日の日経平均株価は−7円の13,849円と小幅続落いたしました。昨晩の米NY株式市場は続落。ゴールドマン・サックスが金融セクターの投資判断を引き下げたことから金融株が売られ下落。一方、ナイジェリアで一部の石油関連施設が操業停止となったことから、NY原油先物価格が上昇、石油関連株が上昇いたしました。
 東京株式市場は米NY株式市場の下落や原油高が嫌気され、売り優勢の展開で取引を開始いたしました。

 日経平均株価は−91円の13,766円と安い位置でスタート。安寄り後更に下落し13,738円まで売られた場面がありましたが、その後は反発基調に転じ下げ幅を縮小。後場は13,800円前半でもみ合う動きが続きました。引けは−7円の13,849円で本日の取引を終えました。
 中期基調はフラット。短期基調は下向き継続となっております。日経平均株価のサイコロは●●○●○○●○●●●●と「4勝8敗」で4連敗。25日移動平均線は■14,123円■と下向きです。日足は上下に短いヒゲを持つ短小陽線を形成。下げ渋る動きを見せております。

 反発の動きを見せるものの上値は重く日経平均株価はとうとう4連敗となりました。市場では「これからが下げ本格化」などと弱気な声も出始めております。日経平均株価は連日の下落により上昇トレンドから調整相場入りとなっております。
 しかし、調整といってもズルズルと下落するような『価格の調整』ではなく、もみ合いを続ける『時間の調整』となるのではないかと思われます。また、明日から週末にかけては反発が予想され、まずは14,100円前後までの反発に期待していきます。